火器弾薬技術ハンドブック

戦後わが国の火器弾薬の専門知識を集約した唯一の資料「火器弾薬技術ハンドブック」は、火器弾薬の研究開発に携わる研究者や技術者が日常業務で火器弾薬の設計・試験評価などに関する技術情報を簡便に取得できることを目的として1990年に刊行されました。その後、何度か改訂を行ってきましたが前回の2012年改訂版からすでに10年を経過しており、IT技術や計測技術等の目覚ましい発展に伴い、最新動向を反映した改訂の必要性が高まっておりました。記述方法についても、弾道学などの内容は項目によって理論の解説レベルにばらつきが見られ、若い技術者にとっては難解であるとの指摘もありました。今回の改訂では、若い技術者の「理解し易さ」に重点を置くことに努めました。前回の改訂版では明確でなかった火器・弾薬の定義についても説明を加えたほか、「資料編」を独立させてより一層使い易くしています。是非、直接手に取ってお確かめください。

目次

• 第1編　弾道学

  １　概説
  ２　砲内弾道
  ３　過渡弾道
  ４　砲外弾道
  ５　射撃および射撃理論
  ６　終末弾道

• 第2編　弾薬類

  １　概説
  ２　火薬類
  ３　弾薬
  ４　信管
  ５　弾薬を取り巻く環境の変化
  
  第3編　ロケット弾
  １　概説
  ２　ロケット弾技術
  ３　ロケット弾の設計
  ４　ロケット弾の動向第5編　試験および評価１　概説
  ２　試験
  ３　計測
  ４　評価
  
  

  第4編　火器

  １　概説
  ２　小火器
  ３　火砲
  ４　射撃統制器材
  
  

  第5編　試験および評価

  １　概説
  ２　試験
  ３　計測
  ４　評価

  
  

  第6編　資料編

  １　車両の防護システム
  ２　NLW（Non-Lethal Weapons）
  ３　武器の国際的規則
  ４　火器弾薬試験評価における規格